子ども医療全国ネット
 子ども医療費無料制度を国に求める全国ネットワーク

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子ども医療全国ネットについて

子ども医療全国ネットについて |  子ども医療全国ネット事務局団体 |  都道府県ネット一覧(08年12月現在)(PDF)
2016.5.19署名提出集会概要



子ども医療全国ネット署名提出集会 ―全国から集った38,895筆の署名を、提出しました!

子ども医療全国ネットでは2016年5月19日に、昨秋より開始した「中学卒業までの子ども医療費無料制度を求める請願署名」38,895筆を提出しました。

署名提出集会では、子ども医療全国ネットを代表して新日本婦人の会の渡部さんが子ども医療を取り巻く現状や、 全国で進められている無料化に向けた運動について報告しました。

窓口負担が償還払いの鹿児島県では、「窓口でいったん支払う金額がいくらかかるのか、毎回びくびくする。 できれば病院に行かずに治ってくれればと思い様子を見ているうちに、重症化してしまう」など、窓口負担によって本当に必要な受診が抑制されている例を紹介。 しかし鹿児島県知事は、「本当に困っている人がいるかわからない」などと筋違いの発言をしており、 7月に行われる県知事選挙では、争点のひとつに押し上げて運動を強めていくと報告しました。

また岩手では「子どもの医療費助成拡充を求める岩手の会」を結成、今年8月から就学前の子どもの現物給付が実施されることになりました。 岩手県大船渡市の「岩手の会」では、かわいいチラシを幼稚園の前で配り、送迎をするママから「窓口無料になるのは本当に助かる」など、声をかけられているそうです。

2016年3月28日に出された厚労省の「子どもの医療制度の在り方等に関する検討会」取りまとめでは、 自治体が子どもの医療費等窓口負担を助成した際の国保国庫補助金を削減するというペナルティについて、 「早急に見直すべきとの意見が大勢を占めた」と記載されました。自治体にとって子ども医療費無料化拡大の障壁のひとつであったペナルティ廃止に向けた前進であり、 これまでの運動によって得られた大きな成果です。一方で、国による子ども医療費無料化制度創設については肯定意見と否定意見の両論併記となっており、 今後もペナルティ廃止と国による子ども医療費無料化に向けたより一層の運動の強化が求められます。

38,895筆の署名は、同日衆参国会議員に提出しました。


約半年で集まった署名の数は、38,895筆!

新日本婦人の会の皆さんと、全国保険医団体連合会・住江会長が提出しました

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